11月14日(月)
神奈川県民ホール主催の「詩と音楽」全4回シリーズ
最終回は 「English! Shakespeare から World Languageへ」。
ルネサンス音楽はどうも苦手なのだが、
前回のフランスものの企画が、
原詩の朗読、演奏、解説、と非常に面白かったのと、
何と、プログレファンなら絶対ご存知、
あのヘンリー8世の創った曲がプログラムにあるというので、
どんな展開になるのか楽しみにしていた。
のだが、この日はどちらかというと、アントネッロ という
アンサンブルの演奏が主体となったものだった。
出演者にピーター・バラカンの名もあったので、
もう少しトーク的なもの、-この日のテーマ、イングリッシュ
に関して、とか、選曲についてとか -も期待していたのだが。
さて、ヘンリー8世の
「気の合う友とすごすのが」 Pastyme with good companye は、
どちらかというとアップテンポの曲だった。
アントネッロ主宰者の濱田氏の解説書によれば、
ヘンリー8世の作品のほとんどが、「パクリ(当時は日常茶飯事)」
だそうで、この曲も、流行歌の「私の哀しみ」にそっくりだという。
曲の印象は薄いのだが、この曲の次に、
ヘンリー8世からアン・ブーリンへの恋文、が朗読されたのだ。
内容は、
...あなたが出発してから私を苦しめている孤独を
お知らせしようと思い、この手紙を書いています。...
で始まる、アン・ブーリンの不在を嘆く、
王というより1人の恋する男の手紙だった。
この後、彼女を断罪してしまうのだから、
フクザツ、な気分。
面白いCDを見つけた♪----------------------------------
Favorite Classics
といっても、リッチーが演奏しているのではなく、
彼が選曲し、ライナーノーツを書いているのだが、
ルネサンス音楽がいくつも入っていて、
彼のルーツはこれ?という興味深いアルバム。