10月14日(金)


ここ1年ぐらいご無沙汰してたのに、

ついに風邪にやられてしまった。


先日、Top of Pops昔探訪 をしてしまったせいか、

長らく離れていたロックをよく聴くようになっている。


それも、私の好きな70年代ではなく、80年代以降のもの。


今、なぜこれかなー?と思うのだけれど、




本日の友♪---------------------------------------------------



 International: Best of New Order






International: Best of New Order







すごいファンでもないので、ベスト盤と思い、これを買ったのだが、

- Warner Fr の企画ものらしいので、フランス盤だけが、2枚組-

ということで、こちらでは探せず、わざわざ Amazon fr. から買ったのに、



先日、HMVに行ったら、



Singles







Singles







なんてのが出てる...


リリースされたばかりなので、最近の曲も入っているし、

曲数も多いし、こっちの方が安いし、もう少しリサーチすればよかった...


いろいろ version の好みがあるようなので難しいけれど...


あーまた遅くなってしまった。

寝ます!






10月11日(月)


昨日の blog で書いたように、

GyaO で Paul Weller のスタジオライブを観て、彼の変貌ぶりに

びっくりしたのだけれど、その続き。


このライブは昨年秋に出た、カバーアルバム


Studio 150





Studio 150








からのプログラムのようだが、


この写真を見よ! 


全然違うんですけど...あのライブと...



実は、Y女史 からコメントをいただいた後 もう一度観ちゃいました。


基本的に私の好きな音楽ではないはずなんだけれど、

なんだか途中でやめる気にならず、

My Ever Changing Moods では excite してしまった。


soulful な大人の男の魅力が伝わってくるライブでした。



なんと、きょう新譜発売!だそうで。

As Is Now





As Is Now



Roll Along Summer

 いいですねー。




写真ではそれなりにスタイリッシュに決めているようですが...



10月10日(月)


GyaO で なんとなく

Paul Weller を観た。


なんだか随分アメリカンな感じになっていて

びっくりした。


他の人のコピーをやっているのだが、

Neil Young の時なんて、そのままだ、みたいな。


私は、The Jam とかほとんど聴かなかったし、

The Style Council を少々、といった位しか

彼のことを知らないが、


あの頃は、” 結構ちょっとお洒落系ブラス入りバンド ”

だった気がしたのだけれど、


今度の彼は、” 全然普段着骨太アメリカン ”だ。


それにしても、Close to You が、Carpenters のだと

サビのところにくるまでわからなかった...


などと思いつつ、結局最後まで観てしまった。




ところで、表題のように、私はこの2つのバンド(どちらも今はないけれど)が

なんだかとても似てるなーと思うのですが......♪


Big Boss Goove とか聴くと特に...


The Style Council Greatest Hits


The Style Council

Greatest Hits








この日最後に演った、自分の曲、My Ever Changing Moods

全然、↑とは違い、もっと男っぽくワイルドでした。




10月7日(金)


5日の夜、


仕事のイライラを引きずったまま、コンサート会場へダッシュ。


リュートと、ソプラノ、メゾソプラノの3人だけのコンサート。

イギリスの古い(16世紀ごろ)音楽。


私はあまり歌は聴かないし、

この頃の音楽には正直言って興味はなかったのだけれど、


なんだかリュートが聴きたいなと思ってチケットを買ってみたのだ。


歌は見事だったが、

やはりどちらかというと私の耳はリュートに集中していた。


夜、テーブルランプの穏やかな灯りの部屋で、

ソファに座って静かに聴いているようなそんなイメージ。


音楽は全然ちがうのだが、

なぜかボサノヴァの Corcovado を思い出してしまう。


私の中のケモノもしばしお休み...




ところで、この日興味深い曲がひとつ。


その昔、プログレファンなら誰でもご存知、


ヘンリー八世の六人の妻




ヘンリー八世の六人の妻





こんなアルバムがあったが、


なんと、男児を産めなかったため、ヘンリー8世に殺された、

彼の2番目の妻、アン・ブーリン、その人の作った歌が


この夜のプログラムにあったのだ。


彼女は音楽に秀で、リュートも巧みに演奏したそうで、

自らの死を前に書いたという、


O Deathe Rock Me Asleepe (old English です) という曲。


私は死んでゆく、というフレーズの繰り返しが印象的だった。

My Careless Eyes: Songs and Guitar Music by Fernando Sor [from UK] [Import]






Women's Voices: Five Centuries of Song









10月2日(日)


モンサンジョンのトーク&演奏会、2日目の演奏は

高橋悠治のグレングールドの小品、バッハのパルティータ6番だった。


彼はサティなどで有名だが、

私は彼の演奏は聴いたことがなかったので

結構楽しみにしていた。


が、初めから失望した。


どちらの曲も彼は楽譜を見ながら弾いていた。


おまけに、彼の目は楽譜に釘付け、

長年の経験で培われた達者さでごまかしてはいたが、

決して自分のものにしてはいなかった。


晩年のリヒテルが楽譜を見ながら弾いたのとは訳が違う。


チケット代が安いからか?


どのような場にあっても、確信をもった音楽をすべきだ。


どんなに有名かしらないが、不誠実な態度は奢りとしか思えない。



おまけに、グールドの音楽についてのコメントを求められて、


(ここで私は、気を取り直してコメントに期待したのだが)


いきなり、

「あんなに肩に力が入っていては、身体を痛めるだけですよ...」


から始まり、


「○○年代までは、ああいう弾き方が流行ったんです。

でも、ああいう弾き方は、もう古いんですね。最近ではもうああいう

弾き方って言うのは...」


???


くだらない。


別にグールド賛辞を求めていたわけではない。


そうではなく、

彼のコメントは表層的なことに終始していた。


彼に感性はあるのか?


新しい弾き方のテクニックとやらは

楽譜を見ながら、適当にごまかすことか?


音楽の演奏には理性も必要だが、

理屈のみで成り立つ音楽もまた、人の心を動かさない。


彼の音楽を聴くことは2度とないだろう。





すごい集中力というと必ず思い出します♪-------------



Vengerov Plays Bach, Shchedrin, Ysaye



Vengerov Plays Bach, Shchedrin, Ysaye









10月2日(日)


私は彼のファンだった。


彼の創るフィルムは、通り一遍のものとは違っていて、

主題となる音楽家の「核」に迫り、

音楽ばかりでなく、その人間像まで

深く、魅力的に描きだしているからだ。


その思いは、グールド、リヒテル、オイストラフなど、

彼の作品を買い求めるごとに増していった。


だから、この3日間のトーク&演奏会に行ったのだったが。


...今は少し複雑な気持ちだ。


そのうちひとつの理由は、

彼の作品は、すべて現実ではないということだ。


グールドの行った録音と同じように、

彼の作品では、

例えば、ネイガウスの声の録音がなかったために、

彼自身がロシア語であとから声を入れた、とか、


オイストラフと話すショスタコの電話の声は

果たして誰だったのだろうか?


会場からでた質問に対し、彼はそれには答えず、

ショスタコの1番の録音を苦労して見つけた話をした。


「人は、つまらない現実より

よくできたうその方をよろこぶんだよ」 という漫画のセリフが

あったけれど、


彼もまた、「現実そのままがいいとは限らない」という。


つまり現実ではなく、ひとつの作品として、彼の作品を

楽しめばいいのだが、


...でもやはり私は、にせものの声は聞きたくない。

知らなかったネイガウスの声、ショスタコの声に感動したのであり、

つくりものなら映画と同じだ。


もちろん、これがすべてではない。

彼の作品は、彼の長年に渡るリサーチの賜物だ。

多分、今後も彼の作品を求めるだろう。


だけど、これこそが知らなくてよかった現実だった。



リヒテル : 謎(エニグマ) ~甦るロシアの巨人




リヒテル : 謎(エニグマ) ~甦るロシアの巨人






太陽への窓



太陽への窓





Glenn Gould - The Alchemist




Glenn Gould / The Alchemist









9月27日(火)


発見!! EL&PのDVD 2枚組。


日本発売は10/13だそうです。


El&P / Beyond the Beginning





EL&P / Beyond the Beginning








オフィシャルサイト で詳しい情報を Get!できます。


Disk1は、


なんと、EL&P 以前(1969)の個々のバンドの映像や


Take a Pebble だとか Tarcus(何と Japanese Promo !)とか

当時の映像満載!


Disk2は、


74年の California Jam の映像、9曲


更に、 Extra として、

73年のリハーサル風景、Bob Moog のインタヴュー

(もしかしてこれTVで見たことあるかも...)

なんかも見られます。


豪華版じゃありませんか?


このほか、彼らのサイトでは、ソロアルバム

(日本じゃ見ない)だとか

あれ、まだ頑張ってたのねみたいな情報がたくさん、


なのでまだ見てない方是非!!



ところで、私は当時、Floyd より 彼らの方がずっと好きだったのですが、

さんざん待たされた挙句の、Works で失望してしまってから、


なぜか、彼らの音楽私の音楽、になってしまい、

また聴きたいと思うこともなくなってしまいました。


普通だと、今好きでなくても、ああこんなのに夢中だったなー

なんて郷愁にひたったりするのですが、


彼らの場合、それもなく、

どうしてなんだろう、あんなに好きだったのに...

という感じなのです。


不思議だ...


けれど、あれほど観たかった "生" ですので、

また、盛り上がりますか!



...それにしても、こういう過去映像もの、最近多いですね。

乗せられてる、と思いつつも、買っちゃったりしちゃいますが...



なぜか初めて買ったLPレコード(CDではない)は

ストーンズのベストアルバムだった。


小学生の頃、少ないお小遣いを貯めて買ったアルバム。


Golden Prize という2枚組みのアルバムで(今はないみたい)、

私の第一の目的は、Paint It Black だった。


ラジオで初めてこれを聴いたとき。

あのピララランというイントロから始まるダークネスに

すっかりしびれてしまっていた私。


そしてもう1つは、Tell Me という曲をどうしても聴いてみたかったから。


なぜかというと、その少し前、日本ではグループサウンズが流行り、

オックスというバンドのボーカル、

真木ヒデト、だとか赤松 愛(違ってる?)とかが

この曲を歌っている最中に失神した

(雑誌などによれば彼らは何回も失神していた)

という記事を読んでいたからだ。


失神するような曲ってどんな曲?


それほどすごい曲なのかと思ったけれど、

ちょっとがっかりした。


...なぜこの曲で失神なんてできるのか今でもギモン。


そのアルバムには他に、


As Tears Go By だとか She's a Rainbow

おなじみ SatisfactionJumping Jack...Honky Tonk ...

Let's Spend Night...

などなど名曲ぞろいなのであります。


ところでこのアルバムには、

当時の発売元、キングレコードからのアルバム日本盤が

載っているのだが、


あなたが選んだローリング・ストーンズゴールデンアルバム


なんていうアルバムタイトルや、


実況録音


なんていう言葉が


いきなりレトロで、


「葡萄酒」や「えもんかけ」などを想像させられてしまう。


...つまりは私自身がレトロ?




9月24日(土)


少し前に出た小野リサの3部作。


Romance Latino vol.1





Romance Latino vol.1






Romance Latino vol.2






Romance Latino vol.2






Romance Latino vol.3






Romance Latino vol.3







このアルバムについてのインタヴューが 今なら こちら で見られます。(#12)

20分以上あり、結構見ごたえがあります。

アルバムをどれかクリックして、彼女のページ に行くと試聴もできます。




私が小野リサを聴いていたのはかなり前で、

新宿の "J" などのライブハウスで、ボサノヴァのスタンダードを

歌っていた頃です。


歌と同様、何気なく弾いているようなのだけれど絶妙なリズムのギターに

ひたっていました。


彼女の場合、CDよりライブの方が絶対よかったですね。

CDだとなんだかおとなしくなってしまっていて、

結構ギャップを感じてしまいました。


その後なんとなくこうした音楽から離れていたのですが、

久しぶりに偶然知ったインタヴューやいくつかの曲を聞いてみました。


ラテンと言っても、テーマは Romance だし、激しさとは無縁。


あくまでも潮風に乗ったような小野リサ節なので、


リゾート気分したい時には、是非。


9月21日(水)


DGからニュースが届いた。


ユンディ・リ・イン・ウィーン



Yundi Li Vienna Recital



こちら で試聴できます。)






Yundi Li の新譜がでたそうだ。

Wien の Musikverein でのライブレコーディングらしい。


試聴してみると、

Scarlatti と Mozart のソナタは、

非常に軽やかで優雅で、まさに宮廷にいるような気分になる。


続く Schumann の謝肉祭では、がらっと音色が変わって

ロマン派らしく華やかであでやかな音楽が楽しめる。


そして、試聴はできないが、Liszt の Rhapsodie Espagnole が

プログラムの最後を飾っている。


Yundi いいじゃありませんか!!


音にどんどん色気が増しているような気がする。

思わず引き込まれてうっとりしてしまう。


来週26日のコンサートでは、謝肉祭や Liszt が聴けるはずだが、

行けないのがとても残念!